2018年
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猫と話す
10年ほど猫と暮らしている。 名は春琴という。もちろん谷崎潤一郎の小説の登場人物からの由来である。 四月二十三日の春生まれで、なかなかに我が儘な子猫だったため名…
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打ち合わせで決まらないモノを目指して
この数年、多くの表現物に対して打ち合わせを経て制作されている結果のモノとして感じることが増えた。 もちろん、映画には出資者はいるし、小説家や漫画家には編集者が…
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時代のうねりの中で
夕方、仕事の空白が30分ほど生まれたので、スターバックスでコーヒーを飲んでいたら、隣の席で、とある民放テレビ局の社員がOB訪問(って、今でもいうのかな?)に来…
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子どものころに見た夢の話
子どものころに見た夢を覚えている。 不思議な夢で、抽象的な夢だった。 熱が出ると必ず見るのだが、モノのスケール感がバラバラになり、自分が原子の世界に迷い込むほど…
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地上絵
空は広く、地球は狭い。 ボーイング777の窓から地上を眺めながら、ふと思った。 北米大陸西海岸に沿って南下する高度15,000ftの眼下には、ときおり個人…
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Corrapse 02
東京ではにょきにょきと高層ビルが建ちあがっている。 まるで雨上がりの森でキノコが生えるかのように。 どのビルもガラスのカーテンウォールが艶艶としていて、空…
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Collapse 01
家の近くの商業施設が取り壊されている。 噂によると集合住宅に建て替えられるらしい。 まだ建って20年も建っていない、コンクリート打ち放し造のいかにもなコマーシャ…
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矜持と灯台
【 矜持 】 能力を信じていだく誇り。 自負。プライド。 (広辞苑第六版より) ある日の打ち合わせで、矜持が話題にのぼった。 私と話をしていたのはあるクリエイテ…
